作成日:2016年4月15日 更新日:2018年7月26日
株の値段(株価)は、その株を買いたい投資家と売りたい投資家の需要と供給のバランスで決まります。株式市場には様々な投資家が参加し、株価はそうした参加者の思惑で大きく上下することがあるため、投資家の特徴を知っておく必要があります。
今回は、株の初心者向け株式投資の始め方として「投資家の種類:個人投資家・機関投資家・外国人投資家の特徴」について解説します。株式市場の参加者と特徴をよく理解して株式投資を行いましょう。
株式市場に参加している投資家は、大きく3種類「個人投資家」「機関投資家」「外国人投資家」に分類できます。それぞれについて詳しく解説します。
個人投資家とその特徴
「個人投資家」とは、私たちのような一般的な投資家のことです。ただし、「個人投資家」とひとことで言っても、数億円以上の取引をする専業個人投資家もいれば、趣味として数万円程度を動かしている個人投資家もいます。
本来「個人投資家」とは次に解説する「機関投資家」の対となる言葉でした。しかし最近では1990年代以降にインターネットの普及によるネット証券会社の台頭と、手数料の自由化に伴う売買手数料の低額化により急速に増加した「個人で比較的少額の資金を投資する投資家」を意味する場合が多いです。
一般的には、株取引における売買単位や売買額が小さいため、株式市場全体に与える影響が小さい投資家と言えます。
参考までにデイトレーダー(数秒から数分の超短期的な期間で株を売買することで利益を上げる投資家)として莫大な利益を上げている個人投資家を紹介します。
- B・N・F
2000年に元手160万円で株式投資を開始し、2008年までに200億円以上の資産を築くことに成功。2005年にジェイコム株大量誤発注事件で一躍有名となる。 - Cis
2000年に元手104万円で株式投資を開始し、2014年までに160億円以上の資産を築くことに成功。B・N・Fと同様ジェイコム株大量誤発注事件で大きく稼ぎ、2011年に「笑っていいとも」に「株で100億円儲けた男」として出演し有名となる。 - 株之助
デイトレーダーの先駆けとして300万円の資金を2億円に。「ガイアの夜明け」に出演。
機関投資家とその特徴
「機関投資家」とは、企業や組織として大量の資金を集めて運用を行うプロの大口投資家のことです。機関投資家には、銀行・信託銀行・信用金庫、保険会社(生命保険・損害保険)、年金基金・共済組合農協、政府系金融機関などが該当します。
これらの機関投資家は運用で利益を得ることを目的として株式投資を行っています。例えば銀行の場合は、多数の個人から預金を集め支払う利息よりも高い運用益を出すことで、自社の利益を出しています。保険会社であれば、個人や企業から集めた保険料を運用することで利益を出しているのです。
機関投資家は株にのみ投資するのではなく、為替や債券などにも分散して投資を行うのが一般的です。いずれの投資分野においても、売買単位や売買額が非常に大きいため、株式市場全体に与える影響が大きい投資家と言えます。
なお機関投資家として届出をしている会社を金融庁が以下のページで公開しています。
外国人投資家とその特徴
「外国人投資家」は、言葉通り外国人の投資家のことですが、大きくは海外から日本の株式市場に入ってくる資金のことを指します。
外国人投資家は最終的には自国の通過で損益を決定させるため、株価の変動だけでなく為替の変動により注文の動向が変わります。一般的には円高になると日本株が売られ(自国の通貨に換算すると損になるから)、円安になると日本株が買われる傾向があります。
売買単位や売買額が非常に大きいため、株式市場全体に与える影響が大きい投資家と言えます。だいたい市場全体の6割をこの外国人投資家が占めると言われています。
代表的な外国人投資家には、ヘッジファンド・政府系ファンド・年金基金などがあります。
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株の始め方:証券会社の選び方① 証券会社を選ぶ5つのポイント
個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)
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また、SBI証券では、個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)を取り扱っています。
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もちろん、その分リスクがあるのですが、「個人型確定拠出年金」により受けられるメリットが、いくつかあります。
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- 確定拠出年金での運用で得た利益は非課税
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今回は、株の初心者向け株式投資の始め方として「投資家の種類:個人投資家・機関投資家・外国人投資家の特徴」についてまとめています。
- 個人投資家とその特徴
- 機関投資家とその特徴
- 外国人投資家とその特徴
についてまとめています。株式市場への影響力の大きい機関投資家や外国人投資家の思惑により株価は大きく上下することがあるため、これらの投資家の動向に注意して株式投資を行いましょう。
株の初心者向け株式投資の始め方 前後の記事と記事一覧
みんなの教科書では、株の初心者向け「株式投資の始め方」を「株を始める前の心構え」から「株式投資の税金の払い方」まで、ひとつひとつ解説しています。初めて株式投資を始める方でも記事を順番に読めば、株についての基礎知識を身につけることができます。あわせてお読みください。
- 株の初心者向け株式投資の始め方① 株を始める前の3つの心構え
- 株の初心者向け株式投資の始め方② 目的・目標金額・ルールを決める
- 株の初心者向け株式投資の始め方③ 投資のスタイルとルールを決める
- 株の初心者向け株式投資の始め方➃ 株とは?株の仕組みを解説
- 株の初心者向け株式投資の始め方⑤ 株式市場・証券取引所と取引時間
- 株の初心者向け株式投資の始め方⑥ 証券会社の役割・種類と特徴
- 株の初心者向け株式投資の始め方⑦ 個人投資家・機関投資家・外国人投資家(今回の記事)
- 株の初心者向け株式投資の始め方⑧ 株価の決まり方・株の売買の仕組み
- 株の初心者向け株式投資の始め方⑨ 株式投資で得られる4つの利益
- 株の初心者向け株式投資の始め方⑩ 3つの株の失敗・損するリスク
- 株の初心者向け株式投資の始め方⑪ 株のリスクとリターンを解説
- 株の初心者向け株式投資の始め方⑫ 株のリスクを下げる5つの方法
また、株と株式投資に関する全ての記事をテーマ別に一覧としてまとめています。あわせてお読みください。