EPSとは?意味・計算式や使い方を解説 株の始め方・銘柄の選び方

  • LINEで送る

作成日:2016年7月4日 更新日:2018年7月26日

株式投資をする際に株価が高いか安いかはもちろん重要な要素です。しかし、単に株価だけを見ても投資先の会社の実力に見合っているかどうかはわかりません。株式投資での儲けの1つ、配当金の原資は利益になるため、株価と利益との関係に着目する必要があります。

今回は「EPSとは?意味・計算式や計算方法・使い方」について解説します。EPSは株式投資の基本となる指標ですのでしっかりとその意味をおさえておきましょう。

 

EPSとは? 株の始め方・銘柄の選び方

EPSとは「Earnings Per Share」の略で日本語に訳すと「1株あたり利益」になり、「イーピーエス」と呼ばれます。EPSは、その名の通り株式1株あたりどれだけの利益があるかを示し、株式投資の基本となる指標です。

株式投資から得られる利益には大きくキャピタルゲインとインカムゲインの2種類がありますが、このうちのインカムゲインは「配当金」と呼ばれ、会社の利益から支払われます。利益の全てが配当金になる訳ではないのですが、株主にとっては1株あたりの利益の額が大きくなればなるほど高い配当金をもらえる可能性が高くなるので、EPSが重要な指標になるのです。

なお、株式投資で得られる利益については別記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。

株の初心者向け株式投資の始め方⑨ 株式投資で得られる4つの利益

EPSの計算式・計算方法 株の始め方・銘柄の選び方

EPSは以下の計算式・計算方法で導き出せます。

EPS(円)=当期純利益 ÷ 発行済株式総数

実績のEPSを見る場合は当期純利益ですが、今後の予想EPSを見る場合は、予想の利益額を用います。

ヤフーファイナンスでEPSを確認する

各銘柄のPERはヤフーファイナンスでに表示されます(ヤフーファイナンス-各銘柄のページ-詳細情報の参考指標)。

EPSの意味と使い方 株の始め方・銘柄の選び方

このEPSですがどういう意味を持ち、株式投資においてはどう活用したらいいのでしょうか。

先ほど解説したように、EPSは以下の計算式で求められます。

EPS(円)=当期純利益 ÷ 発行済株式総数

このようにEPSは利益と株数の関係から計算されるため、分子である利益が大きくなるとEPSは上がり、利益が小さくなるとEPSは下がります。分母である株数が増えればEPSは下がり、株数が減ればEPSは上がります。

企業は多くの場合成長するために多額の資金を必要とし、その調達のために株式を発行します。株数が増えると「希薄化(きはくか、うすくなること)」と呼ばれる現象が起きて、EPSはいったんは低下します。しかし、増資で株数が増えた分よりも多く利益を出すことができれば、EPSは現状維持か上昇することになります。

そのため、単純にEPSをその時の値で見るのではなく、「EPSの推移」を見て、増加傾向にあるのかそうでないのかを確認することが、その会社が継続的に利益を生んでいく体制にあるのかを見る上で重要になるのです。

株の初心者におすすめの証券会社

https://www.sbisec.co.jp/ETGate

初めて株式投資を始める場合には、証券会社で口座を開く必要があります。沢山の証券会社があるので、どこで口座を開こうと迷われる方が多いと思いますが、株の初心者にはネット証券のhttps://www.sbisec.co.jp/ETGateがおすすめです。 口座を開設する証券会社を選ぶ際は以下の5つのポイントを検討することが大切ですが、https://www.sbisec.co.jp/ETGateは全ての点で業界トップクラスなためです。

  1. 取引手数料
    株の売買にかかる手数料は、各証券会社によって異なりますが、SBI証券の手数料は、業界屈指の格安手数料となっています。
  2. 取扱商品
    SBI証券は国内株式・海外株式・投資信託・債券・FXなど取り扱っている金融商品が豊富なため、投資の幅が広がります。
  3. 取引ツール
    株式投資は単に株価の推移だけでなくチャートや板など様々な側面からの分析が必要になります。SBI証券ではこうした分析ツールも充実しています。
  4. 情報の質と量
    株式投資では経済や政治の情報を早く正しく得ることが重要です。SBI証券なら多くの種類のニュースについて高い質で豊富な情報が入手できます。
  5. スマホ対応
    SBI証券ならもちろんスマホ対応しています。空いた時間や移動中にも株式投資ができるのは大変便利ですね。

SBI証券についての詳細確認や申し込みは、下のリンクから行えます。

https://www.sbisec.co.jp/ETGate

SBI証券で口座開設するともらえるお得なキャンペーン

SBI証券では、新規口座開設をされた方にお得なキャンペーンを用意しています。現在は、以下のキャンペーンが用意されています(それぞれに締め切りがありますのでご注意ください)。

キャンペーンの条件

  • 証券総合口座開設の申し込み
  • 必要書類を返送(WEBアップロードなら書類の返送は不要)

特典の内容

  • 国内株式、投資信託の取引
    → 最大20,000円獲得のチャンス
  • NISA口座開設に必要な住民票取得代行
    → 0円
  • FX口座開設&指定数量の取引
    → 最大80,000円

トータル100,000円のキャンペーンです。なお、キャンペーンの内容は以下から詳細を確認できます。

https://www.sbisec.co.jp/ETGate

また、キャンペーン期間終了後は、キャンペーンの内容が変更になったり中止になったりすることがありますのでご注意ください。

なお、証券会社を選ぶポイントについては、別記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。

株の始め方:証券会社の選び方① 証券会社を選ぶ5つのポイント

個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)

https://site0.sbisec.co.jp/marble/dc/top.do

また、SBI証券では、個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)を取り扱っています。

「個人型確定拠出年金」とは、これまでの将来の年金額が確定していた「確定給付年金」と異なり、加入者自身が資産を運用するため、運用状況で将来の年金支給額が異なるタイプの年金になります。

もちろん、その分リスクがあるのですが、「個人型確定拠出年金」により受けられるメリットが、いくつかあります。

  • 積み立てた掛金全額が所得控除の対象となる
  • 確定拠出年金での運用で得た利益は非課税
  • 60歳以降に受け取る資産を老齢給付金も控除対象

SBI証券なら、10年を超える運用実績があり、運営管理手数料も無料など、様々なメリットがあります。まずは資料請求から検討してみるといいでしょう。

https://site0.sbisec.co.jp/marble/dc/top.do

まとめ

今回は、株の初心者向け銘柄の選び方として「EPSとは?意味・計算式や計算方法・使い方」について解説しています。

  1. EPSとは?
  2. EPSの計算式・計算方法
  3. EPSの意味・使い方

についてまとめています。EPSは1株あたりどれくらい利益があるかを示し、EPSが大きくなることが株価の上昇につながるため、多くの投資家が注目している指標です。株式投資の意思決定をする際にはまず確認するようにしましょう。

株の初心者向け銘柄の選び方 前後の記事と記事一覧

みんなの教科書では、株の初心者向け「銘柄の選び方」をファンダメンタルズ分析からテクニカル分析まで、ひとつひとつ解説しています。初めて株式投資を始める方でも記事を順番に読めば、株についての基礎知識を身につけることができます。あわせてお読みください。

  1. ROEとは?意味や計算式を解説 株の始め方・銘柄の選び方
  2. PERとは?意味や平均・計算式を解説 株の始め方・銘柄の選び方
  3. PBRとは?意味や平均・計算式を解説 株の始め方・銘柄の選び方
  4. PCFRとは?意味・計算式や使い方を解説 株の始め方・銘柄の選び方
  5. EPSとは?意味や使い方・計算式を解説 株の始め方・銘柄の選び方(今回の記事)
  6. BPSとは?意味・計算式や使い方を解説 株の始め方・銘柄の選び方

また、株と株式投資に関する全ての記事をテーマ別に一覧としてまとめています。あわせてお読みください。


関連記事

  • LINEで送る

株の初心者向け株式投資の始め方 テーマ別記事一覧まとめ

みんなの教科書では、株の初心者向け「株式投資の始め方」として「株を始める前の心構え」から「株式投資の税金の払い方」まで、株の初心者でも分かりやすく株式投資を始められるようにひとつひとつ解説しています。

ここでは、株の初心者向け「株式投資の始め方」のテーマ別記事一覧をまとめています。関心のある記事からお読みください。


まとめを読む