作成日:2016年4月5日 更新日:2018年7月26日
給料が右肩上がりに上がっていくことが期待できない現在では、限られた収入の中からお金を貯めていくことが重要です。貯金がないと、急にお金が必要になった時やリストラなどのピンチに対応できませんよね。しかし、なかなか計画的にお金を貯めるということは難しいものです。
そこで今回は「賢く上手に・早く、お金を貯める・貯金する方法とコツ」について解説します。なかなか貯金ができない方でも簡単に実行できる方法をまとめました。
今回は賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法やコツについてまとめています。なお、みんなの教科書では別記事でお金をもらう方法・お金を稼ぐ方法・お金を作る方法を・お金を借りる方法詳しく解説しています。あわせてお読みください。
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使う前に貯めよう 賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツ①
賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツの1つ目は、使う前に貯めるということです。「何を当たり前の事を言っているんだ!」とお思いかもしれませんが、貯金できる人と貯金できない人の差はここにあります。
収入が入ったらまず先に貯金してしまってから残ったお金で生活するのがポイントです。
目安としては収入の25%を貯金(投資含む)として最初に確保するようにしましょう。なぜかと言えば、収入の25%を貯金に回すと、4ヶ月で1ヶ月分の収入のお金が貯まることになります。4年間経つと年収分の貯金ができます。年収分の貯金があれば、リストラや病気など突然のピンチにも対応できるのです。
先に貯金する方法
収入があれば使う前に貯金することが大事ですが、意思が強くないと実際にこれを行うことは難しいものです。そこで、強制的に収入から先に貯金する仕組みとして「自動積立定期預金」を使うのもひとつの手です。
自動積立定期預金
自動積立定期預金は、毎月決まった日に決まった金額を給料口座から定期預金口座に自動的に移してくれる仕組みです。ATMでは引き出せないため使づらい面もあります(万一の時は窓口なら引き出せます)。
様々な銀行が導入していますが、楽天銀行はインターネットから申し込みできてとても便利です。
楽天銀行 https://www.rakuten-bank.co.jp/
収入を増やすより支出を減らそう 賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツ②
賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツの2つ目は、収入を減らすより支出を減らすことです。
お金を増やすには元手が必要です。元手を作るためにはお金を貯めなければなりません。どうすればお金を貯めることができるかをひとことで言えば、当たり前のことですが収入が支出より多ければ余った分を貯金することができます。
ほとんどの人や雇われて働いている、いわゆる「サラリーマン」だと思います。そのため、なかなか収入を伸ばすということは簡単にできることではありません。また、仮に収入が増えたとしても支出が同じように増えてしまっては、余るお金が増えないためお金を貯めることができません。
そのため、お金を貯めるためには「どのように支出を減らすか」を考えていく方が効果的なのです。
支出の種類と考え方を覚えよう 賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツ③
賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツの3つ目は、どのように支出を減らすかを考える前に支出の種類と考え方を覚ることです。支出とひとことで言っても同じではありません。支出には、消費・浪費・投資の3種類があり、それぞれ区別してコントロールすることが大切です。
- 消費とは「生きていくために必要な支出」のことです。支出した金額が支出と引き換えに得たものと同じ価値になります。
- 浪費とはいわゆる「ムダ遣い」が該当します。支出した金額が支出と引き換えに得たものよりも大きい場合です。
- 最後に貯金(投資含む)です。貯金(投資含む)は今すぐではなく「将来お金を増やすための意味のある支出」になります。支出した金額が支出と引き換えに得たものよりも小さい場合になります。
これら3つの支出に対する基本的な考え方としては、浪費を大きく減らし消費を節約し投資を増やしていくことが大切です。
支出の種類 | 支出の方法 | 例 |
---|---|---|
消費 | 生きていくために必要な支出 | 衣食住など最低限必要な物の購入 贅沢でない限りの嗜好品 |
浪費 | ムダ遣い | 1回しか使わなかった健康器具 衝動買いした洋服 いわゆる「ムダ使い」 |
貯金(投資含む) | 将来お金を増やすための意味ある支出 | 貯蓄(銀行預金・郵便貯金など) 投資(株・不動産・投資信託など) 自己啓発(投資知識・ビジネス技能・英会話など) |
浪費を減らし消費を抑えるための方法
浪費を減らし消費を抑えるためには、まずは支出の現状を把握しましょう。支出は次のように項目に分けて把握していきます。
- 住居費(家賃・住宅ローンなど)
- 食費(食材購入など)
- 水道光熱費(電気・水道・ガスなど)
- 通信費(携帯電話・ネット接続など)
- 保険料(住居・自動車・生命保険など)
- 日用雑貨(消耗品など)
- 教育費(英会話・本など)
- 被服費(洋服購入代など)
- 交際費(外食費など)
- 趣味・娯楽費
- その他
これあらの支出をひとつひとつ、消費・浪費・投資の3つの支出に分けて把握し、浪費や消費を少しずつ減らしていきましょう。その際、おおまかな目安をたてて減らしてみると効果的です。
支出の目安
項目 | % | 金額 |
---|---|---|
住居費 | 24% | 72,000円 |
食費 | 15% | 45,000円 |
水道光熱費 | 6% | 18,000円 |
通信費 | 4% | 12,000円 |
保険料 | 5% | 15,000円 |
日用雑貨 | 2% | 6,000円 |
教育費 | 6% | 18,000円 |
被服費 | 3% | 9,000円 |
交際費 | 2% | 6,000円 |
趣味・娯楽費 | 2% | 6,000円 |
その他 | 6% | 18,000円 |
貯蓄(投資含む) | 25% | 75,000円 |
合計 | 300,000円 |
支出を減らす際には、特に固定費=毎月固定的に支払いが発生する支出を減らすことを考えましょう。家賃や保険料などを見直すことで大きく支出を減らすことができる可能性があります。家賃・通信費・保険料を減らす具体的な方法は、別記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。
また、支出の管理には家計簿をつけるのが良いです。最近では無料で使えるアプリなどもできていますので、そういったサービスを利用してもいいでしょう。
3つの口座を使おう 賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツ➃
賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツの4つ目は、3つの口座を使うということです。3つの口座とは、「使うための口座」「貯めるための口座」「増やすための口座」です。
使うための口座
使うための口座は生活のために必要な支出「消費」のための口座です。生活費を使ったりローンの支払いはこの口座から引き出して行います。最初に、手取り収入の1.5ヶ月分を入金しておきます。ただし、1.5ヶ月分使っていいという訳ではなく、あくまで1ヶ月分を計画的に使います。
貯めるための口座
貯めるための口座は、使うための口座から少しずつ移して使うための口座です。具体的には、毎月収入の25%をこちらに移します。前述の「自動引落定期預金」などの仕組みを利用してもいいでしょう。こちらの口座には収入の6ヶ月分が貯まるまで貯めていきます。
なお、預金口座には普通預金・貯蓄預金・定期預金などがあります。メリットデメリットを別記事にまとめていますのであわせてお読みください。
預金口座の種類:普通預金貯蓄預金定期預金の金利メリットデメリット
増やすための口座
増やすための口座は、貯めるための口座から移して投資に使うための口座です。貯めるための口座に収入の6ヶ月分が貯まったらこちらの口座に移します。こちらの口座は銀行や郵便局などの預貯金口座ではなく、投資に使う口座(証券口座)などに入れて投資に回します。
なお、具体的な投資方法についての特徴やメリット・リスクは別記事を参照ください。
株・投資信託・債券・外貨(FX)投資と資産運用のメリットとリスク
まとめ
今回は「賢く上手に・早くお金を貯める・貯金する方法とコツ」について解説しました。
- 使う前に貯めよう
- 収入を増やすより支出を減らそう
- 支出の種類と考え方を覚えよう
- 3つの口座を使おう
についてまとめています。収入が少なくても工夫して貯金することが大切です。お金を貯めて増やしたい全ての人に有用な記事になれば幸いです。