作成日:2016年4月28日 更新日:2018年7月26日
株の初心者が株式投資を始める際には、まず証券会社で口座開設を行います。口座を開く証券会社のポイントはいくつかありますが、その中で最も重要なポイントが「株を売買する時の手数料」です。
今回は、株の始め方・証券会社の選び方として「ネット証券の手数料の比較」について解説します。証券会社によって手数料はかなり異なりますので、自分の投資スタイルや投資金額に合わせて手数料が最も安いところを選びましょう。
ネット証券の手数料について
株式投資は、証券会社に株の売買注文を出して行います。一般的に、株は買う時も売る時も証券会社に支払う「手数料」がかかります。
株式投資では、買った時よりも株価が値上がりして売った時に株価が高ければ、その株価の差額が利益となります。しかし、株を買った時も売った時も「手数料」がかかっているため、最終的な利益の額は株価の差額から手数料を引いたものになります。そのため、「儲かったつもりが手数料を計算したら実は損していた」ということもあり得るのです。
この株式売買にかかる手数料ですが、証券会社によってかなり変わってきます。安ければ安いほうがいいのは当然ですが、投資のスタイルや中心となる投資金額によってどの証券会社を選べば得になるか変わってくるので、自分に合った証券会社を選びましょう。
ネット証券の手数料を比較① 現物取引
株の売買手数料は、株を買ったり売ったりする取引1回ごとに売買金額に応じて変わるのが一般的です(松井証券除く。松井証券は個別の株取引の売買金額ではなく、一日の取引金額の合計により取引手数料が決まるボックスレート方式を採用しているため。)。
代表的なネット証券の、国内株の現物取引の手数料を一覧にまとめて比較しました。なお、株の現物取引とは通常の株取引のことを指しています。(2016年11月30日現在)
売買金額 | SBI証券 | 岡三オンライン証券 | カブドットコム証券 | GMOクリック証券 | 松井証券 | マネックス証券 | ライブスター証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10万円 |
150円 |
106円 |
194円 |
105円 |
0円 |
108円 |
86円 |
150円 |
20万円 |
199円 |
216円 |
291円 |
105円 |
324円 |
194円 |
104円 |
199円 |
30万円 |
293円 |
378円 |
388円 |
260円 |
324円 |
270円 |
194円 |
368円 |
50万円 |
293円 |
378円 |
583円 |
260円 |
540円 |
486円 |
194円 |
368円 |
100万円 |
525円 |
648円 |
1,069円 |
470円 |
1,080円 |
1,080円 |
367円 |
657円 |
200万円 |
994円 |
1,620円 |
2,041円 |
900円 |
2,160円 |
2,160円 |
648円 |
1,244円 |
300万円 |
994円 |
1,620円 |
3,013円 |
900円 |
3,240円 |
3,240円 |
648円 |
1,244円 |
500万円 |
994円 |
2,268円 |
3,690円 |
900円 |
5,400円 |
5,400円 |
864円 |
1,244円 |
1,000万円 | 994円 | 3,240円 | 3,690円 | 900円 | 10,800円 | 10,800円 | 864円 | 1,244円 |
現物取引の手数料は、https://www.live-sec.co.jp/がもっとも安いネット証券と言えます。10万円未満の松井証券を除くと、全ての売買金額において他社を大きく引き離しています。その他、https://www.click-sec.com/・https://www.sbisec.co.jp/ETGate・楽天証券が比較的手数料の安いネット証券会社です。
ネット証券の手数料を比較② 信用取引
次に、代表的なネット証券の国内株の信用取引の手数料を一覧にまとめて比較しました。なお、株の信用取引とは通常の株取引とは異なり、株式や資金を証券会社より借りて株の売買を行う取引のことを指しています。
なお、信用取引についても松井証券は個別の株取引の売買金額ではなく、一日の取引金額の合計により取引手数料が決まるボックスレート方式を採用しています。(2016年11月30日現在)
売買金額 | SBI証券 | 岡三オンライン証券 | カブドットコム証券 | GMOクリック証券 | 松井証券 | マネックス証券 | ライブスター証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10万円 |
154円 |
106円 |
106円 |
100円 |
0円 |
108円 |
86円 |
270円 |
20万円 |
154円 |
162円 |
193円 |
100円 |
324円 |
194円 |
86円 |
270円 |
30万円 |
206円 |
324円 |
268円 |
100円 |
324円 |
270円 |
86円 |
270円 |
50万円 |
206円 |
324円 |
484円 |
100円 |
540円 |
486円 |
86円 |
486円 |
100万円 |
388円 |
540円 |
820円 |
100円 |
1,080円 |
1,080円 |
86円 |
486円 |
200万円 |
388円 |
1,080円 |
1,015円 |
100円 |
2,160円 |
2,160円 |
86円 |
486円 |
300万円 |
388円 |
1,080円 |
1,188円 |
100円 |
3,240円 |
3,240円 |
86円 |
486円 |
500万円 |
388円 |
1,296円 |
1,188円 |
100円 |
5,400円 |
5,400円 |
0円 |
486円 |
1,000万円 |
388円 |
1,296円 |
1,296円 |
0円 |
10,800円 |
10,800円 |
0円 |
486円 |
信用取引の手数料についても、https://www.live-sec.co.jp/がもっとも安いネット証券と言えます。10万円未満の松井証券と1,000万円以上のhttps://www.click-sec.com/を除くと、全ての売買金額において他社を大きく引き離しています。その他、https://www.click-sec.com/・https://www.sbisec.co.jp/ETGate・楽天証券が比較的手数料の安いネット証券会社です。
株の初心者におすすめの証券会社
https://www.sbisec.co.jp/ETGate
初めて株式投資を始める場合には、証券会社で口座を開く必要があります。沢山の証券会社があるので、どこで口座を開こうと迷われる方が多いと思いますが、株の初心者にはネット証券のhttps://www.sbisec.co.jp/ETGateがおすすめです。 口座を開設する証券会社を選ぶ際は以下の5つのポイントを検討することが大切ですが、https://www.sbisec.co.jp/ETGateは全ての点で業界トップクラスなためです。
- 取引手数料
株の売買にかかる手数料は、各証券会社によって異なりますが、SBI証券の手数料は、業界屈指の格安手数料となっています。 - 取扱商品
SBI証券は国内株式・海外株式・投資信託・債券・FXなど取り扱っている金融商品が豊富なため、投資の幅が広がります。 - 取引ツール
株式投資は単に株価の推移だけでなくチャートや板など様々な側面からの分析が必要になります。SBI証券ではこうした分析ツールも充実しています。 - 情報の質と量
株式投資では経済や政治の情報を早く正しく得ることが重要です。SBI証券なら多くの種類のニュースについて高い質で豊富な情報が入手できます。 - スマホ対応
SBI証券ならもちろんスマホ対応しています。空いた時間や移動中にも株式投資ができるのは大変便利ですね。
SBI証券についての詳細確認や申し込みは、下のリンクから行えます。
https://www.sbisec.co.jp/ETGate
SBI証券で口座開設するともらえるお得なキャンペーン
SBI証券では、新規口座開設をされた方にお得なキャンペーンを用意しています。現在は、以下のキャンペーンが用意されています(それぞれに締め切りがありますのでご注意ください)。
キャンペーンの条件
- 証券総合口座開設の申し込み
- 必要書類を返送(WEBアップロードなら書類の返送は不要)
特典の内容
- 国内株式、投資信託の取引
→ 最大20,000円獲得のチャンス - NISA口座開設に必要な住民票取得代行
→ 0円 - FX口座開設&指定数量の取引
→ 最大80,000円
トータル100,000円のキャンペーンです。なお、キャンペーンの内容は以下から詳細を確認できます。
https://www.sbisec.co.jp/ETGate
また、キャンペーン期間終了後は、キャンペーンの内容が変更になったり中止になったりすることがありますのでご注意ください。
なお、証券会社を選ぶポイントについては、別記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。
株の始め方:証券会社の選び方① 証券会社を選ぶ5つのポイント
個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)
https://site0.sbisec.co.jp/marble/dc/top.do
また、SBI証券では、個人型確定拠出年金(通称:iDeCo)を取り扱っています。
「個人型確定拠出年金」とは、これまでの将来の年金額が確定していた「確定給付年金」と異なり、加入者自身が資産を運用するため、運用状況で将来の年金支給額が異なるタイプの年金になります。
もちろん、その分リスクがあるのですが、「個人型確定拠出年金」により受けられるメリットが、いくつかあります。
- 積み立てた掛金全額が所得控除の対象となる
- 確定拠出年金での運用で得た利益は非課税
- 60歳以降に受け取る資産を老齢給付金も控除対象
SBI証券なら、10年を超える運用実績があり、運営管理手数料も無料など、様々なメリットがあります。まずは資料請求から検討してみるといいでしょう。
https://site0.sbisec.co.jp/marble/dc/top.do
まとめ
今回は、株の始め方・証券会社の選び方として「ネット証券の手数料の比較」について解説しています。
- ネット証券の手数料について
- ネット証券の手数料を比較① 現物取引
- ネット証券の手数料を比較② 信用取引
についてまとめています。証券会社による手数料の違いをよく理解して、自分の投資スタイルや投資金額に合わせて手数料が最も安いところを選びましょう。
株の始め方:証券会社の選び方 前後の記事と記事一覧
みんなの教科書では、株の始め方:証券会社の選び方を「証券会社を選ぶポイント」から「口座開設の方法まで、ひとつひとつ解説しています。初めて株式投資を始める方でも記事を順番に読めば、証券会社の選び方や具体的な申込方法を理解することができます。あわせてお読みください。
- 株の始め方:証券会社の選び方① 証券会社を選ぶ5つのポイント
- 株の始め方:証券会社の選び方② ネット証券の手数料を比較(今回の記事)
- 株の始め方:証券会社の選び方③ ネット証券の取扱商品を比較
- 株の始め方:証券会社の選び方➃ ネット証券の取引ツールを比較
- 株の始め方:証券会社の選び方⑤ マーケット情報・分析やレポートを比較
- 株の始め方:証券会社の選び方⑥ ネット証券のアプリやスマホを比較
また、株と株式投資に関する全ての記事をテーマ別に一覧としてまとめています。あわせてお読みください。