低所得者とは?低所得者って何?
ニュースやネットでよく見る「低所得者」という言葉ですが、正確な意味を知っている人は意外に多くないのではないかと思います。そこで今回は、「低所得者の年収・基準・定義と低所得に関係する9つの特徴」をまとめました。
今回の記事を読めば、低所得者について簡単に理解することができます。ぜひお読みください。
ネットで話題!?低所得者ほど生活習慣が悪くなる?
平成25年に厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査」が話題になっています。
「国民健康・栄養調査」 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html
なぜ話題になっているかと言うと、「厚生労働省が調査結果から、『低所得者ほど栄養バランスが悪くなるため、食事の内容を見直した方がいい』と結論づけた」とニュースで流れたため、「好きで栄養バランスを悪くしている訳ではない」「低所得では営業バランスを良くしようがない」などとネットを中心に反発の声があがったことによります。
厚生労働省も思わぬ形で反発を買ってしまいましたが、実際に低所得者と悪い生活習慣には高い相関があるようです。低所得者の特徴について解説していきます。
まずはここから!低所得者の年収・定義・基準
ここでは低所得者の定義などについて解説していきます。
低所得者の定義
まず、低所得者の言葉の定義から確認していきましょう。
低所得者は、一般的には「年収300万円以下の人」と言われています。手取りだと200万円~250万円ですね。先ほどの厚生労働省の「国民健康・栄養調査」では、世帯所得200万円未満の世帯を低所得層としていました。あるいは、「市町村民税非課税者」(住民税が課税されない)とする定義もあるようです。
結局のところ、はっきりとした定義はないようです。
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低所得者の人数
年収300万円以下を低所得者とすると、全体の約4割にもなり、年々増えているそうです(国税庁調査より)。
国税庁民間給与実態統計調査 https://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan/top.htm
なぜ低所得者層が増えているかというと、以下のようなことが原因となっています。
- 正社員の減少
- パート・アルバイト・非正規社員の増加
- 仕事を従(家事等が主)とする女性労働者の増加
所得が低いとどうなるの?低所得者と相関がある9つの特徴
所得の低さと多くの悪い生活習慣には相関があります。
考え方と消費行動
低所得者の考え方と消費行動には特徴があります。
①低所得者は宝くじをよく買う
アメリカの調査では低所得者ほど宝くじを買う傾向があるということがわかっています。自分の所得が水準を下回っている(貧しい)と感じると、リスクを取ってお金を稼ぐ方法をとりがちで、その行動がさらに「貧困の罠」と呼ばれる状態に陥りやすいと言われています。
※貧困の罠とは、賃金などの所得が増えても逆に援助や支援が得られなくなり、貧困から抜け出せなかったり結果もっと貧困に陥ることです。
食事や食べ物
低所得者の食事や食べ物にはいくつかの特徴があります。
②低所得者はあまり朝食を取らない
所得が低いほど朝食を取らずに仕事に出かける傾向があるようです。やはり朝にしっかり食事をとってから仕事をした方が、ちゃんと働けていい仕事ができ、結果として高所得が稼げるということなのかもしれまえん。
③低所得者は穀類(米・パン・麺など)をよく食べ肉や野菜をあまり食べない
厚生労働省調査「国民健康・栄養調査」によると、低所得者は高所得者にくらべて1割程度、米・パン・麺などの穀類をよく食べる傾向があり、反面、野菜や肉類はあまり食べない傾向があるそうです。低所得者の食事が比較的安価に食事が取れるジャンクフードが中心になることが原因と考えられます。
健康状態と健康管理
低所得者の健康状態や健康管理にはいくつかの特徴があります。
④低所得者はタバコを吸う人が多い
低所得者は高所得よりも喫煙者が多い傾向があります。特に女性においてこの傾向が顕著にみられ、厚生労働省「国民健康・栄養調査」によれば、低所得者の喫煙率は高所得の3倍もあるデータが出ています。
⑤低所得者はあまり歩かない
低所得者は高所得者にくらべて歩かない傾向にあります。これは、高所得者の方が健康向上に高い意識を持っているため、積極的にウォーキングやジョギングに取り組んでいるからと考えられます。
⑥低所得者はあまり健康診断を受けない
高所得者に比べて低所得者は健康診断をあまり受けない傾向があります。特に男性は半分近くの低所得者が健康診断を受けないなど強い傾向が見られます。これも、高所得層ほど健康によく気を使うということが原因です。
⑦低所得者は歯の数が少ない
厚生労働省の調査によると、男女ともに低所得であればあるほど、歯の本数が少ない割合が高くなる傾向にあります。健康に気を使わない結果としてこうした状況が起きています。
⑧低所得は肥満が多い
低所得者は高所得者に比べて肥満が多い傾向があります。これはジャンクフードなどの食生活と密接に関連していると考えられます。
教育と学力
低所得者の教育や学力には特徴があります。
⑨低所得者の子供は学力が低い傾向がある
世帯の収入が多いほど子供にかける教育費が少なくなり、結果として「子供の学力と世帯年収とは正比例」する状況にあります。十分に教育を受けられず学力が低いと低所得者になりがちで、さらにまたその子供には教育費をかけられない・・・という負の循環を招きがちです。
お茶の水女子大学委託研究・補完調査について
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/045/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/08/06/1282852_2.pdf
まとめ
今回は、「低所得者の年収・基準・定義と低所得者に共通する9つの特徴」をまとめました。
■ 低所得者に共通する9つの特徴
- 低所得者は宝くじをよく買う
- 低所得者はあまり朝食を取らない
- 低所得者は穀類(米・パン・麺など)をよく食べ肉や野菜をあまり食べない
- 低所得者はタバコを吸う人が多い
- 低所得者はあまり歩かない
- 低所得者はあまり健康診断を受けない
- 低所得者は歯の数が少ない
- 低所得は肥満が多い
- 低所得者の子供は学力が低い傾向がある
低所得者には共通の特徴があり、その多くが悪い生活習慣です。所得の低さと悪い生活習慣の多くには相関があります。所得が低いから悪い生活習慣になるのか、悪い生活習慣をするから所得が低いままなのか、因果関係は分からないですが、早く低所得者を抜けだして健康で人間らしい生活を送りたいですね。
お金に関心のある全ての人に有用な記事になれば幸いです。
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