5分で分かるリボ払いの危険性!金利手数料と元金利息返済額を計算

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作成日:2016年3月6日 更新日:2018年7月26日

クレジットカードは、手持ちのお金が無い時でも買い物したりサービスを利用できたりできます。ですが支払い方法の1つ「リボ払い」は使い過ぎると残高が増えて金利負担が多くなることがあります。

そこで今回はリボ払いの危険性について解説します。リボ払いの金利手数料の計算を行い元本利息の返済額がどれぐらい増えるのかをシミュレーションしています。リボ払いは使い方によってはとても便利ですが、危険性を十分理解した上で使うようにしましょう。

 

まずはここから理解しよう!クレジットカードの仕組みと支払い方法

クレジットカードの仕組み

クレジットカードは商品・サービスの購入・利用代金を決済する手段の1つです。クレジットカード発行会社が、利用者の信用に基づきカードを発行し代金を立て替え、後日利用者が代金をクレジットカード会社に支払うという仕組みです。

利用者にとっては現金が無くても代金後払いで商品の購入やサービスの利用ができる訳ですね。

クレジットカードには利用可能枠があり、例えば利用可能枠が100万円なら100万円を超えない限りは何回でもカードを使うことができます。しかしクレジットカードはあくまで「代金の後払い」に過ぎないので、当然後で返す必要があるため自分が返せる範囲内での利用におさえる必要があります。

クレジットカードの支払い方法

クレジットカードの支払い方法には以下の4つの方法があります。

支払い方法 内容 手数料(金利負担)
翌月一括(1回)払い 購入・利用した翌月に一括で支払う なし
ボーナス一括(1回)払い 購入・利用した翌ボーナス時期に購入・利用代金を一括で支払う 原則なし
分割払い 購入・利用時に決めた支払回数・支払額で支払う 通常は3回以上の分割払いだと手数料(金利負担)がかかる
リボ払い(リボルビング払い) 支払額を「定額」「定率」「残高スライド」などの方式で支払う 手数料(金利負担)がかかる

今回はリボ払い(リボルビング払い)について解説していきます。

リボ払いの危険性!金利手数料計算・元金利息返済額シミュレーション

リボ払いの支払い方式

リボ払いには「定額」「定率」「残高スライド」の3つの方式があり、それぞれの内容は以下の通りです。

支払い方方式 内容
定額方式 毎月の支払う額を定額(例えば1万円)に決めておき支払う方式
定率方式 毎月の支払う額を「残高」の一定割合(例えば10%)に決めておき支払う方式
残高スライド 定額方式の一種で、毎月の支払う額を「残高」に応じて変えていく方式(例えば残高10万円までは10,000円、20万円までは15,000円)

多くのクレジットカード会社では「残高スライド」方式を採用しています。

リボ払いの元金利息返済額シミュレーション

では、リボ払いと一括払いとではどれくらい返済額が異なってくるかを確認してみましょう。以下の条件でシミュレーションしてみました。

  • 25万円のパソコンをクレジットカードで購入
  • 実質金利15%
  • 毎月1万円ずつ支払い(「元利定額」元金と利息の合計支払い額が1万円定額)
支払月数 支払額(円) 支払元金(円) 支払手数料(円) 元金残高(円)
10,000 7,500 2,500 242,500
2 10,000 6,969 3,031 235,531
3 10,000 7,056 2,944 228,475
4 10,000 7,145 2,855 221,330
5 10,000 7,234 2,766 214,096
6 10,000 7,324 2,676 206,772
7 10,000 7,416 2,584 199,356
8 10,000 7,509 2,491 191,847
9 10,000 7,602 2,398 184,245
10 10,000 7,697 2,303 176,548
11 10,000 7,794 2,206 168,754
12 10,000 7,891 2,109 160,863
13 10,000 7,990 2,010 152,873
14 10,000 8,090 1,910 144,783
15 10,000 8,191 1,809 136,592
16 10,000 8,293 1,707 128,299
17 10,000 8,397 1,603 119,902
18 10,000 8,502 1,498 111,400
19 10,000 8,608 1,392 102,792
20 10,000 8,716 1,284 94,076
21 10,000 8,825 1,175 85,251
22 10,000 8,935 1,065 76,316
23 10,000 9,047 953 67,269
24 10,000 9,160 840 58,109
25 10,000 9,274 726 48,835
26 10,000 9,390 610 39,445
27 10,000 9,507 493 29,938
28 10,000 9,626 374 20,312
29 10,000 9,747 253 10,565
30 10,000 9,868 132 697
31 705 697 8
合計 300,705 50,705

リボ払いだと支払額は300,705円となります。一括払いであれば手数料(金利負担)無しなので支払額は30万円ですから リボ払いだと5万円以上も多く支払うことになるのですね。支払い期間も31ヶ月と3年近くかかってきます。

なぜこうした結果になるかというと、定額方式のリボ払いで支払っていくと元本の減り方が遅くなりそれだけ手数料(金利負担)の額が多くなり期間が長くなるからなのです。

1つの買い物でこうした金利負担なので、新たに買い物やサービス利用を繰り返しクレジットカードのリボ払いで支払っていくと、いずれ金利負担が重くなり返せなくなるということもあり得るのです。リボ払いは支払い総額が想像よりも多くなることがあり得るということを忘れずに気をつけて利用してください。

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まとめ

今回はクレジットカードのリボ払いの危険性について解説しています。

  • クレジットカードの仕組みと支払い方法
  • リボ払いの危険性と金利手数料計算・元金利息返済額シミュレーション

についてまとめています。クレジットカードのリボ払いは毎月の支払い額を一定額できる便利なサービスですが、実質的な借金ですので危険性を十分理解した上で使うようにしましょう。

クレジットカードに関心のある全ての人に有用な記事になれば幸いです。


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